経理力が強い会社が生き残る!
昨今、経営難で倒産していく会社が増えている。新興会社が軌道に乗れずに去って行くことは、昔からあるのですが、2001年以降「〇〇の原因」で業績が悪化していくこと。また最終的に企業売却や規模縮小、倒産に追い込まれる会社がコンスタントに発生している。
その原因が「経理関係の原因」です。
もっと具体的な言葉で言うと「不正会計・不適切会計・粉飾決算」を意図して・意図していなかったを問わず、この経理不良の会社は、社会的信用を失墜して、業績が悪くなっていく。
先述のように、経理面で経理不良になると問題になるが、人事面ではどうなるか?を考えると、人事面では、労基法などの指針となる法も明確になっているからか、数年前に散見され話題になった過酷残業・残業代未払などで、いわゆる「ブラック企業」と言われるようになった。
この原因で直接的に業績不振に陥っていくことはあまりなく、社会的信用を失墜するというよりは、大半が労働者間で口コミで広がることが多いと思います。
話は戻って、経理不良は、経理職能の人員の知識・スキルを挙げることで、ほとんどは対策できる内容です。
経理面は明確には「企業会計原則」「会社法」など大まかな基準しか定められておらず、その基準を各企業の状況に応じて具現化していく力が必要になります。逆に言うと、その具現化を上手に行えるかのテクニックを持つ人員を揃えることと、同レベルのチェックできる体制を取ることで、防げます。
日本は、昔から特別な資格(医師・看護師・弁護士等)でなくても、資格至上主義が横行してるのが残念でしようがありません。 例えば、「簿記資格を有しているが10年実務に携わっていない人」と、「簿記資格はないが、企業の経理実務を10年間続けている人」のどちらの人を経理職員として人材採用しますか?
このような、実務経理が備わっている人や会社を弊社では「経理力がある」と呼びます。
この経理力がある職場にコンプライアンス思考が揃えば、「強力な経理力」となり経理不良は防げるはずです。経理をコストセンターと呼ばずに、体制を整えましょう!